月刊紙「さとのこ。2021年11月号」

・テーマ:ヘボ

技量がつたない、優れた所がない、弱い・・・なども「ヘボ」とか「へぼい」という方言もありますが、今回のヘボは表現ではなく、食材としてのヘボです。ちなみは「へぼい」の由来もこの「へぼ」からなんだとか。地方によって地蜂ともよばれますが正式には「クロスズメバチ」幼虫は柔らかい肉感、高カロリー、高タンパクで栄養たっぷりの人気食。醤油やショウガなどと煮たり炒ったりした物をご飯といただくヘボ飯は知る人ぞ知る絶品珍味。最近流行りの昆虫食の中でもイナゴと並ぶ身近な珍味なのです。ただクロスズメバチは土の中に巣を作るし体長も11ミリから15ミリと小さいため大量に捕まえるには熟練の技が必要ですごく高価。中には初夏~夏の間に山の中をかけまわり、独自の手法で巣を掘り当て、自宅で秋まで育てる人も。ヘボ文化を継承したいということで、全国地蜂連合会や地元農高生による活動など山間部の伝統文化なのです

バスガイド私の付知発見ブログでも紹介しているのでそちらもどうぞ→https://satonoko.jp/1454

・公益財団法人熊谷守一つけち記念館

守一の作品でもある「猫」の画が目をひく外観。125点を収蔵し、うち60点余りを常設展示。
2階の展望テラスから田舎風景を眺められます。