バスガイド「私」の付知発見。6月の美味しいもの見つけた

全国のみなさん、梅雨が近づいた今日この頃いかがお過ごしですか。私がバスの仕事が関西と関東を訪ねているうちにずいぶんと山々の景色もかわりました。田んぼの苗がずいぶんと育って山々も新緑から繁々と。そしてこの季節は古来から益鳥として大切にされているツバメも飛来。今日も近くの電線でさえずっています。

いよいよあの郷土料理を紹介!!

いよいよこの季節がきました!!前回紹介した朴葉。大きな花はすっかり見かけなくなり、柔らかそうだった新葉も風にひらめく程しっかりしてきました。そんな朴葉をつかった東濃地区ならではの郷土料理。それは「朴葉寿司」
付知町内の各お店自慢の朴葉寿司がスーパーや道の駅などで販売され、軽食や地場のお土産にも最適。地元では各家庭で作るものなので家庭によって味も具材もちがうもの。昔は集会所に集まって何百個と作ったそうです。具材を1つずつ担当して1枚ずつ並んだ葉の回りをグルグル回りながら仕上げる。たまに入れ忘れがあるのも手作りならでは。朴葉の季節には欠かせない地域行事だったようです。

朴葉寿司ってどんなもの?


持ち運びに便利で箸がなくても食べられる。葉の殺菌効果・防カビ作用で保存がきき、前日に作っておけば翌日の弁当や軽食にもなる。なにより朴の葉のいい香り。これは実際食べてみないと伝え切れません。
主な具材は・薄焼き卵(錦糸や卵焼き)・青しその実・紅しょうが・鮭フレーク(シーチキンや酢漬の鮭)・貝しぐれ・きゃらふき・椎茸の煮付け・など。何を入れてもかまわないのでそれぞれの家庭やお店の味や特色があります。なかには高級食材「はちのこ」入りの朴葉寿司も!!出会えたらぜひ一度。
具材満載なのでご飯量はやや少なめなので1人何枚も食べちゃいます。なので、家族総出で大量にワイワイと作ったりしました。この辺りの家先に朴の木が植わっているのは家庭用に植えていた名残といえるでしょう。今の季節なら道の駅などで葉を売っているので県外の方でも気軽に作れますよ。

朴葉餅ってどんなもの??

こちらは朴葉を使った和菓子。もっちりした米粉の皮にあんこを包んだシンプルなお菓子。朴葉の大きさはそれぞれですが私は小さめの柔らかい葉を使って作ってました。これは寿司と違い日持ちがないのと米粉のもっちり感を楽しむためには早く食べなくてはなりません。
でもそれが季節限定のいいところ。その時にしか楽しめないと思うだけで食べたくなりますよね。

いかがでしたか。今回は東濃地区では欠かせない季節の食べ物発見。紹介した写真は付知町内のお店です。朴葉餅の伊那屋さんは「バトラベラー田舎ード」https://inacard-battle.amebaownd.com/にも登場してますので収集散策がてら食べ歩きもいいですね