バスガイド「私」の付知発見  【付知峡ブルー】

書けない県名 岐阜。読めない地名 つけち。 マイナーだなんて言わないで!!
清流あり。渓谷あり。季節の味ありで、癒しスポットも多し!!

皆さんは、「峡谷」と聞いて思い出すのはどこでしょうか?富山の黒部?新潟の清津?
有名所はたくさんありますが、どこも山間部をイメージしますよね。
ここ付知にも峡谷があります。それが、「付知峡(つけちきょう)」。
もちろん付知峡も山間部にあるのですが、中津川市街地から車で30分、天下の三名泉下呂温泉まで30分と、アクセス良好で気軽に行ける、そこが付知峡です。そんな場所にあるのに、そこはまるで別世界。

この付知峡、じつは結構人気スポットなんです。
どれくらい人気なのかを数字で表してみましょう。
岐阜県の人口197万人(いつの間にか200万人切った…)、中津川市の人口約7万8千人、そのうち付知町の人口約5600人。そして、付知峡観光来客数 年間10万人!!
なんと市の人口よりも付知峡を観光で訪れる人の方が多いのです。

人気の理由は様々ですが、思うに

①魅力あふれる大自然へ気軽に行ける②写真映え景色が多い③無料で満喫できる(←これ重要)、だからではないでしょうか。
数ある観光地の中で、自然自体が目的になっているスポット。透明度を誇る付知川は別名「青川」。その上流にある付知峡は、名瀑からのマイナスイオンたっぷり。

神宮のご神木を切り出す山々

長引くマスク生活の中、肺いっぱいに空気を味わえる。おいしい空気って本当にあるんですよ。


さあ、体いっぱい空気を味わいに行きましょう!!

国道257号をメイン道路にして、下呂や高山の立ち寄りにうってつけ。県道486号へ右折すると、そこにはふる里の風景が。水鏡の田んぼや迫りくる圧巻の山々が、何もない田舎道を楽しませてくれる。
狭くなる道幅を不安がらず、どんどん進めましょう。
右眼下には、付知川に沿って並ぶバンガロー。この辺りは6か所のキャンプ場があり、どのエリアも川遊び、マス釣りなど川ならではの遊びができ、小さな子供たちも退屈せず楽しめること請け合い。
山がググっと近づいてきたところで広い三差路が。。。

はいっっ!!ここで左手側にある #龍の家つけち峡ブルー をご紹介。

龍の家つけち峡ブルー外観

じつはココ、当「さとのこ。」の本体的なお店なのです。
手前味噌ですが、メディアで話題「ねこプランター」をはじめ、オリジナル龍カップサイダーなど、インスタ映え間違いなし商品を売っています。(詳しくはQRで)オリジナル龍サイダー260円は、散策前に購入しておくと良いですね。付知峡ブルーをイメージしたゆず風味の微炭酸で、お子さまでも飲みやすいですよ。店内は2021年にプチリニューアルして開放的で明るくなりました。わんちゃんも入店可能(リードをお願いします)で自慢のテラスからの景色を見ながら軽食タイム。(詳しくは #龍の家つけち峡ブルー を参照)https://ryunoie-tuketikyo.jimdofree.com/

いよいよ付知峡不動滝公園到着

さて、散策途中の飲み物をゲットしたところで付知峡不動滝公園到着
足元は大丈夫ですか?(デートでもヒールは禁物。アクセス良好とはいえ、アップダウンが激しいので。。)
さあ!!ようこそ!!年間10万人が訪れる、「森林浴の森100選」「岐阜の名水50選」「ひだ美濃紅葉33選」に選定された付知峡へ。

岩肌から離れた水が落差をもって流れ落ちる3本の滝を中心に、約860メートルの遊歩道が整備され、糸のように滑り落ちる「観音滝」、そのエメラルドグリーンの滝つぼからダイナミックに轟き落ちる「不動滝」、小ぶりながら勢いのある「仙樽の滝」をめぐる約1時間の散策へ出かけましょう。

駐車場から滝への入り口

駐車場を出ればすぐ下り坂。整備された遊歩道とはいえ段差も大きくデコボコも多い。ここはゆっくり森林浴を楽しむつもりで慎重に進みましょう。季節が合えばシャクナゲが咲きますよ

シャクナゲの木

結構下ってきてやっと2つの滝の分岐看板。どちらも行きたいのですが、ここはまず名の知れた不動滝を目指すべき!!
ここまでも急坂を下ってきましたが、ますます急になる階段・・・
戻りを思うと気が遠くなりそう・・焦らずゆっくり行きましょう。
すれ違いができない道幅なので、お互い譲り合ってくださいね。

ほら、聞こえてきましたよ。目を閉じてイメージ・・イメージ・・

この大岩が見えてくると・

水面をたたくような少し高めの水音と、ゴォーっと山々に響くような低音。
どうやらこの先で2つの滝が寄せ合ってあるようです。

生い茂る木陰は日差しを程よく遮り、うっそうとした岩肌のコケに潤沢な水分を感じます。

       左眼下に
エメラルドグリーンの滝つぼが目に入ると・・・

急な階段を下りきった展望台からの雄々しい滝の姿。落差20メートルの「観音滝」
マイナスイオンを惜しみなく放ち、離れた場所にいても霧状の水しぶきを感じることができます。
滝自体の高さの半分ほどの場所に展望台があるので、滝つぼを見下ろす感じですが、ここでも充分にマイナスイオンいっぱいです!!

不動滝

滝つぼはまさに付知峡ブルー。そのエメラルドグリーンの滝つぼからダイナミックに流れ落ちるのが 高さ9メートルの「不動滝」


重低音を轟かせ山々を揺すっていたのは、この不動滝だったのです。
ここで重要なポイントが!
ポスターなどでおなじみの付知峡の滝。
あの滝は不動滝ではなく、正しくは観音滝なのです

不動滝の見える展望台の岩肌に、不動明王が祀られています。伝承では、金品目的に殺された和尚の冥福を祈るものだそうで      ―――合掌――

・・さて・・下ったからには登らねばならず・・・

仙樽の滝

さて、下ったからには登らねばならず・・・がんばれ、私の筋肉!さっきの分岐点まで戻りましょう。
息を整え背伸びをしたところで、次は「仙樽の滝」へ向かいたいところですが、残念ながら落石の危険のため滝へは行けません。

峡谷内の遊歩道
付知峡の吊り橋

付知峡の吊り橋は、スリリング度№1。

!!譲り合い必至の警告が・・

現在は危険な為、仙樽の滝へは下れませんが近くから見下ろす事は可能です。そこに至るまでの吊り橋がいい!!
付知峡にはいくつかの吊り橋がありどの橋も景色抜群。インスタで有名なのは食事処狭(はざま)さんへ向かう
「やじろ橋」ですが、付知峡の吊り橋は、どの橋もスリリング。だって「3人以上同時に乗ってはいけない!!」

眼下は相変わらず涼しげな付知川ですが、ゴツゴツむき出しの岩場を揺れる吊り橋から見下ろすとドキドキしちゃう。岩場ありのハードコースは、伊豆の城ヶ崎海岸沿い遊歩道を思い出させますね。

ここからは水路に沿って平坦な遊歩道を戻りましょう。
公園内にはベンチや東屋もあるので、疲れたらひと休み。

滝の近くでマイナスイオン、歩きながらの森林浴、最後まで肺いっぱいに空気を味わってください。

途中の東屋

帰りは寄り道しながら帰りましょう。

途中にあった #龍の家つけち峡ブルー のテラスでひと息いれて次はどこへ行きましょう   (龍の家営業は土日祝日・10時~15時)
姉妹店・付知ばあちゃんちもあります。
  https://tsukechi-kominka.com/ 
では、次回までごきげんよう。