『裏木曽非公開エリアを満喫ツアー』計画中!!

全国のみなさん、いかがお過ごしですか?なかなかお出かけもままならないまま迎えた2022年。                          そろそろ近場くらいなら・・なんて思い始めると、また振り出しに戻る・・う~ん・・まだしばらくかかるのかなぁぁ(涙)
ところで、去年の12月25日~今年1月4日までの豪雪のまとめが気象庁から発表されましたね。期間中48時間の積雪が5地点で過去最高を記録したんだそうで・・私が悪天候の旅でよくお客さんに話すのは、「三八豪雪」。北陸新潟県を中心に東北から九州まで1ヶ月間、雪・雪・雪。結果各地点の記録は次々塗り替えられ、急行列車が新潟から上野駅まで5日間かかったという。明石のタコに至っては水温低下でいったん絶滅してしまったほど。大自然の驚異と偉大さを感じる私なのでありました。
さいわい四季がある日本、お出かけにむいた季節がきたらやっぱりどこかにいきたいもの。
いずれきたるその時に備え、スタッフが非公開エリアのツアーを体験した報告を載せますね。
どうせ出かけるなら日常からかけ離れた特別な場所などいかがですか。

自然を活かした”あの峡谷”から「古事の森」へ

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樹齢百年、三百年の立派な木立

そうです!さとの子ブログでも、付知ばあちゃんちブログでも何回も記事にしてきた付知峡!!                                     そのさらに奥には、国有林。 地元に住んでいてもなかなか入ることの出来ない場所。 この山は伊勢神宮のご神木、 姫路城の西心柱、名古屋城本丸御殿復元木材なども切り出した由緒あるお山。そして林野庁指定の「古事の森」でもあります。 古い神社仏閣の修理などに適した木材を育てなければいけないと 全国20か所ほどが指定されています。 付知峡から入れる「古事の森」は、特にヒノキ材の指定山。 いつもはゲートが閉まっていて入れませんが「 古事の森 認定のガイドさん」と一緒なら入ることが出来る上、丁寧に山案内もしてもらえます!                                                 普段は管理地としてゲートが閉じられている自然の山を歩き、ご神木の切株にタッチして、樹齢千年の大ヒノキを抱きしめてみませんか。

いざ、未知の山林へ。

スタッフと案内人。いざゲートを開けてもらいます。

2013年、前回の伊勢神宮の式年遷宮の際に利用された木材は樹齢300年以上の木曽ヒノキでした。古事の森一帯は、今後も式年遷宮で利用するために、樹齢100年を超える木々を長期的視点で育成する計画が立てられて管理されています。そのため、世界的にも大変珍しい森林地帯となります。ちなみに、式年遷宮の木材を調達する山のことを「御杣山(みそまやま)」と呼びます。                                     他にもとても珍しいヒノキ・サワラの合体木や、熊の寝床、木曾義仲伝説、伊勢神宮のご神木、名古屋城の建設に使われれた木材の斧入れ伐採後の切株、樹齢千年の大ヒノキ、落差21メートルの滝、御岳山への信仰の道であった王滝新道等などなど。案内人さんがいないと到底しり得なかった貴重な話や見落としてしまうような場所。そこかしこに神秘が宿っていました。神木の切出しは20年に一回ですが 手斧で切り出す特殊な方法で、毎年練習を欠かさないのだそう。 細い山道を登って登って登って約1000Mの高さまで。 そこから、さらに急な山道を登ります! 製材所さんが作ってくれた杖とヘルメットを借ります。

いよいよ御神木とご対面

 内宮用と外宮用と予備の三本の切株。 ここの場所に天に向かう巨木が立っていたと思うと悠久の時を感じます。どこからか聞こえてくる森の声を聞いたような気持ちになるのが不思議。この神秘的な山中で御神木の条件にあった木を選定し、 数々の神事を終え神宮へと送り出す。 今でこそ切株しかありませんが、実際の伐採時は櫓を組んで 静寂とざわめきのもと、多くの人が並べる場所も作られます。 皇族の方々も列席されるので大変な緊張だそうです。
このあと、神木伐採跡は何カ所か回れます。 切株は年々朽ちていくので消滅する前にタッチ。スピリチュアルパワー充電です!
伊勢神宮がもし世界遺産になったとしたら、この地域の文化環境も間違いなく評価されると思います。※世界遺産登録の規定に「建立し続けることが条件」としてあり、伊勢神宮は20年毎に建て替えるため登録は難しいそうです(悲)

現在、募集はしていませんが・・・

 姉妹店・付知ばあちゃんちでは『裏木曽非公開エリアを満喫ツアー 専任ガイド付』を開催予定でしたが、昨今の状態のため未開催のままに・・残念です!無念です!こんなに素敵な場所があるのに、あまりにも知られていないことが。付知町は下呂温泉や高山市への通過場所ではなく「古事の森」を守り育てる杣人の地。木曾全山を鎮守する地。付知峡を楽しむなら一歩踏み込んだ旅を。美味しい空気って本当にあるんですよ。今後の様子と季節をみて開催の方向で企画中です。

満喫ツアー3つのポイント

専任ガイドさんがいるとはいえ、自身の心構えも重要です。重要な点を3つ押さえておきましょう。
※注意点 山の中にはトイレがないので、事前にお済ませください ← これすごく重要

1.環境、文化的に貴重な森の中を歩けます>

樹齢200年~400年の木々が出迎えてくれます。

伊勢神宮のご神木だけではなく、名古屋城本丸御殿修復の柱や、姫路城大黒柱修復などに使われている木々が育ち切り出される山を歩きます。大自然の力、スピリチュアルパワーも全身に浴びられます。

2.標高1000m以上でも林道が整備されており体力が心配だと思われる方でも気軽にまわれます>

実際に切り出した木材を運んでいた森林鉄道の線路を歩きます。そのため、通常の山登りとは異なり歩きやすいのがポイントです。ゆったりと大自然を満喫することができます。                        また、車で近くまで移動するため、体力に不安がある方も安心して森林を回っていただけます。

3.専用ガイドがいるため様々なことが学べます>

スタッフのみなさん、ヘルメットが似合います

ただ見て感じて楽しむ・だけでなく、現地で暮らす専任ガイドのお話聞きながらまわります。           日常では学べない、教養を身に着けることが可能(ガイドさんの説明が面白いと評判です)

このツアーは感染状況が落ち着き、日常が戻ったら開催予定です!!

まだ開催再開の見込みは厳しいですが、姉妹店ゲストハウス&カフェ付知ばあちゃんちに宿泊しての参加も可能なプランなど計画中です。築150年の古民家に泊まり、日本の伝統にふれる旅路。こんな窮屈な時にこそ必要な時間だと思いませんか。美味しい空気を肺いっぱいに。非日常を感じてください。

参加者の方の感想を紹介します 

・標高1000Mぐらいまで登りましたが、途中まで車だったので体力に自信がない私でも大丈夫でした。
・カモシカを何匹も見たけどカメラを起動している間に行ってしまったので残念です。
・可愛かったです。ガイドさんのお話面白かったです。ご神木には色々条件があって探すのにそんなに苦労するとは思いませんでした。
・伊勢神宮の近くの木じゃダメなのかな?と思ってたんです。どこにでもあるものじゃないんですね。ここは特別な森なんだと思いました。
・もっともっと山を歩くと思っていました。車で移動していただいてありがたかったです。
・普段は入れない場所に入ることができ貴重な切株を見ることができたり森林浴がとても気持ち良かったです。


・高樽の滝のすごさに圧倒されました。とてもいい経験が出来ました。(現在災害危険のため滝壺には下りられません)
・付知の森についての歴史やヒノキとサワラの違い、合体した木など知らなかったことを、分かりやすくガイドさんが説明してくれて沢山学べました。・普段入る事が出来ないところに入らせて貰い貴重な体験が出来ました。
・普段は入る事の出来ないゲートの中に入って森を見ることが出来た。

・もし入れたとしての説明がなければ単なる切株や大木でしかないのを、ひとつひとつ説明してもらえたので、裏木曽古事の森の偉大さや壮大さを知ることが出来た。また知らなかった付知の歴史についても知ることが出来た。いまはまだそれを知っている人が生きている。生きているうちに語り継いでいかないといけないと思った。

付知ばあちゃんちでは、2022年2月3月を特別な猫月間としてイベントを開催します。現地に来なくても参加可能な企画も計画。さとの子をご覧の皆様も参加くだいね。詳細は下記参照。

付知ばあちゃんちhttps://tsukechi-kominka.com/
ねこ月間企画https://tsukechi-kominka.com/blog/guesthouse/post-14245/
2月23日「ねこべんの日」https://tsukechi-kominka.com/events/event/blog/post-14196/
3月21日「にゃかつがわ君と遊ぼう」https://tsukechi-kominka.com/events/event/blog/post-14204/
期間中、ねこさんフォトコンテストも開催します。