月刊紙「さとのこ。2022年3月号」

テーマ:けいちゃん

大阪にたこ焼きがあるように、広島にお好み焼きがあるように、北海道にジンギスカンがあるように、この地域には「けいちゃん」があるじゃぁ~ないか!国道で見掛ける謎の看板けいちゃんとは。人名でも店名でもなく郷土料理なのです。漢字を充てるなら「鶏ちゃん」。鶏肉を使った素朴な調理ながらご飯が進む逸品。
発祥は諸説ありますが、下呂市にはお昼時に行列ができる人気店もあります。材料はとても質素。キャベツ・鶏肉・ニンニク。味は醤油、味噌が一般的。家庭でも簡単にできるため、家庭事にこだわりがあったりします。我が家の担当は父なので、ニンニクの効いた味が濃いめの味つけです。ジンギスカン鍋の代わりにフライパンにキッチンペーパーを敷いて焦げ付きを予防したり工夫をしながらワイワイと楽しめます。
しんなりしたキャベツと使ってある部位によって歯ごたえの違う肉。暑くなる夏にはうってつけ!!
興味のあるけど付知町までは行けない・という方には地方発送もある「スーパーヤマニシさん」の手作り鶏ちゃんなどいかがですか。弊社のスタッフがバッチリ取材してきた紹介ブログも参考に。

・鶏ちゃん購入はこちらから→satonoko (theshop.jp)
・スーパーヤマニシさん鶏ちゃん紹介ブログ→https://satonoko.jp/175

神仏具百販調進所・有限会社早川産業
http://www.takenet.or.jp/~kamidana/index.html

今回は付知町の神殿仏具の製造販売、ショールーム龍華庵を展開している「早川産業」さんを訪ねました。
神仏具百販調進所という言葉は、神殿仏具のことならなんでもどうぞ・との思いがこもっており、全国からご相談があるそう。幕府の御用地だった付知町は擁護も厚く、最高級の木曽ヒノキは伊勢の神宮御神木、姫路城の西心柱、名古屋城御殿など管材として最高級木曽ヒノキを育ててきました。その1本1本に匠の技と信念をのせ職人がひとつひとつ手造りで制作します。

(神事の様子)

また毎年5月3日には付知町護山神社の例祭として古祠焼納祭(こししょうのうさい)・清灰奉還(きよめはいほうかん)が行われる。
・全国から納められる古くなった神棚をお祓いし焚くき上げる「古祠焼納祭」
・焼納された灰を山に還し樹木の再生を祈る「清灰奉還」
今年(2022年)は感染対策のため関係者のみで行う予定ですが焼納ご希望は電話かHPから申込み出来ます。
神仏具百販調進所の早川産業さん、30年ほど前から自家田で古代米も手作りしており、4月に神事をして御田植えをし10月の収穫後、伊勢の神宮に奉納しているそうです。

付知町の悠久の森、神聖な気持ちになった早川産業さん。何度かお話にうかがったのですが奥深い話や付知町の伝統など気さくに教えて頂きました。ありがとうございます